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今日、仕事でとある役所へ行った。

市民課で証明書を申請し、
番号を呼ばれるまで待合スペースで待つことに。

夕方だったこともあって、人はまばら。
椅子なんて、どこにでも座れるくらい空いていた。

僕も適当な席に腰を下ろして、番号が呼ばれるのを待っていた。

しばらくすると、一人の男性が入ってきた。

「あぁ、この人も待つんだな」

そのくらいにしか思っていなかった。

ところが…
その人、どうしてだか、
真っすぐ僕の隣に座った。

えっ?
いやいや。

他、こんなに空いてますけど…😅

前も後ろも、右も左もガラガラ。
なのに、なぜここなのだろう。

男性は僕のことなど気にも留めず、
スマホを取り出して見始めた。

もちろん、何かしてくるわけじゃない。

話しかけてくるわけでもない。
ただ、隣に座っただけ。

それだけなのだけど、
なんとも言えない居心地の悪さを感じてしまった。

久し振りに「トナラー」と出会した。

電車でも、待合でも、駐車場でも。
空いているのに、なぜか隣を選ぶ人。

世の中には一定数いるそうだ。

でもね、
僕は「嫌だなぁ」と思った以上に、

「どうして、自然にそういう行動ができるのだろうか?」
って、
そっちのほうが気になってしまった。

僕だったら、相手の隣は、基本、できるだけ避ける。

そのほうがお互い気楽だろうと思うから。
それが正しいとか言うつもりはないけれど。

多分、その人に悪気なんてない。
むしろ、何も考えていなかったのかもしれない。

入口から近かっただけなのかもしれないし、
たまたまそこが目についただけだったのかもしれない。

でも、その「何も感じない」という感覚が、
僕にはとても不思議でならない。

人には、それぞれ「ちょうどいい距離」がある。
パーソナルスペースってやつかな。


それは人それぞれで、
物差しでは測れないし、正解もない。

だから、まぁそこが面白いところなのか。
自分にとって当たり前のことが、相手にとってはまったく当たり前じゃない。

たかが椅子の座り方。
されど椅子の座り方。

そんな何気ない出来事ひとつにも、
その人らしさって現れるものなのかな…と、
役所の待合で一人、そんなことを考えていた。

答えは、多分出ない。


もしかすると、その人は僕のことなど一秒で忘れてしまうのだろう。
でも僕は、その数分間の出来事から、こんなことをあれこれ考えている。
この違いもまた、人それぞれなのかもしれない。

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