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たまに振り返って思うと、
テレビも、すごい時代があったなぁ…
って。
昔のテレビって、本当に無茶苦茶だった。
今では絶対に放送できないような企画が、
普通にお茶の間に流れていた時代だった。
僕が今でも鮮明に覚えているのが、
フジテレビの『27時間テレビ』でのワンシーンだ。
鞍馬天狗の衣装をまとったビートたけしが、
自転車に乗って明石家さんまの愛車へ思い切り突っ込む。
「ボコッ」という鈍い音、
思わず顔を歪めてしまう。
「えっ、そこまでやる!?」と思ったのも束の間、今度は、その車の車庫入れがはじまる…
もちろん、まともに入れるはずがない。
何度も切り返し、そのたびにガリッ、ゴツン。
前をぶつけ、横を擦り、バックでは後ろをぶつける。
そうして、
見事なまでに明石家さんまの愛車はボコボコになっていった。
あれがお笑いと言ったらそうなのだろうけど、僕には笑えなかった記憶がある。
今だったら、とてもじゃないが放送できないだろう。
「何をやっているんだ!」と抗議が殺到し、
もちろんBPO案件になり、
番組は大問題になっていたに違いない。
あの頃だからこそ許された企画だったのだと思う。
さて、その車を覚えている方はどれくらいいるだろうか。
レンジローバー
今でこそ誰もが知る存在だが、当時の日本ではまだそれほど知られた車ではなかったそう。
僕自身も、あの番組で初めてレンジローバーという名前を知った一人だった。
後になって、「あの番組がきっかけでレンジローバーの知名度が一気に上がり、日本での販売も伸びた」という話を耳にした。
実際、あの番組を見てレンジローバーという名前を知った人は少なくなかったのではないだろうか。
最近では「コンプライアンス」という言葉を耳にしない日はない。
もちろん、それは大切なことだ。
出演者やスタッフの安全を守ることも必要だし、視聴者への配慮も欠かせない。
でも、その一方で、あの頃のテレビには、何が起こるかわからない、いわばワクワク感があったような気がする。
少々やり過ぎなくらいの勢いがあり、それがテレビの面白さでもあった。
だからこそ、30年以上経った今でも、僕のように鮮明に覚えている人がいるのではないだろうか。
あの頃のテレビには勢いがあった。
でも、それは時代が違ったからこそ許されたものでもある。
時代は変わるし、
テレビも変わる。
それでも、30年以上経った今でも鮮明に思い出せるということは、あの企画には、それだけ人の記憶に残る何かがあったのだろう。
「テレビはオワコン。」
と言われる昨今…
振り返ってみると、
コンプライアンスだなんだのうんぬんって、
骨抜きにしてきての今になった気がする。
その分、ある程度、自由な動画配信サイトなどに、人々に意識が持ってかれるのは当然のことだと思う。
適正さと引き換えに、テレビは何を得て、何を失ったのだろうか。
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テレビも、すごい時代があったなぁ…
って。
昔のテレビって、本当に無茶苦茶だった。
今では絶対に放送できないような企画が、
普通にお茶の間に流れていた時代だった。
僕が今でも鮮明に覚えているのが、
フジテレビの『27時間テレビ』でのワンシーンだ。
鞍馬天狗の衣装をまとったビートたけしが、
自転車に乗って明石家さんまの愛車へ思い切り突っ込む。
「ボコッ」という鈍い音、
思わず顔を歪めてしまう。
「えっ、そこまでやる!?」と思ったのも束の間、今度は、その車の車庫入れがはじまる…
もちろん、まともに入れるはずがない。
何度も切り返し、そのたびにガリッ、ゴツン。
前をぶつけ、横を擦り、バックでは後ろをぶつける。
そうして、
見事なまでに明石家さんまの愛車はボコボコになっていった。
あれがお笑いと言ったらそうなのだろうけど、僕には笑えなかった記憶がある。
今だったら、とてもじゃないが放送できないだろう。
「何をやっているんだ!」と抗議が殺到し、
もちろんBPO案件になり、
番組は大問題になっていたに違いない。
あの頃だからこそ許された企画だったのだと思う。
さて、その車を覚えている方はどれくらいいるだろうか。
レンジローバー
今でこそ誰もが知る存在だが、当時の日本ではまだそれほど知られた車ではなかったそう。
僕自身も、あの番組で初めてレンジローバーという名前を知った一人だった。
後になって、「あの番組がきっかけでレンジローバーの知名度が一気に上がり、日本での販売も伸びた」という話を耳にした。
実際、あの番組を見てレンジローバーという名前を知った人は少なくなかったのではないだろうか。
最近では「コンプライアンス」という言葉を耳にしない日はない。
もちろん、それは大切なことだ。
出演者やスタッフの安全を守ることも必要だし、視聴者への配慮も欠かせない。
でも、その一方で、あの頃のテレビには、何が起こるかわからない、いわばワクワク感があったような気がする。
少々やり過ぎなくらいの勢いがあり、それがテレビの面白さでもあった。
だからこそ、30年以上経った今でも、僕のように鮮明に覚えている人がいるのではないだろうか。
あの頃のテレビには勢いがあった。
でも、それは時代が違ったからこそ許されたものでもある。
時代は変わるし、
テレビも変わる。
それでも、30年以上経った今でも鮮明に思い出せるということは、あの企画には、それだけ人の記憶に残る何かがあったのだろう。
「テレビはオワコン。」
と言われる昨今…
振り返ってみると、
コンプライアンスだなんだのうんぬんって、
骨抜きにしてきての今になった気がする。
その分、ある程度、自由な動画配信サイトなどに、人々に意識が持ってかれるのは当然のことだと思う。
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