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今日、歯医者へ行った。
治療も終わり、受付で精算を待っていたら、
職員さんから声をかけられた。

「前回ご来院いただいた際のカルテ入力に誤りがありまして、本日のお会計に600円加算させていただきます。」って、
そんな説明だった。

え?600円?
聞けば、それも2か月前の話らしい。

まぁ、ミスはあるさ、人間だもの。
別にそこはいい。

ただ、なんだか一方的な話の運び方が気になる。
「ちなみに、どこをどう間違えて600円不足になったんですか?」
「こちらも明細なり訂正表なり見せてもらえないのに、それは…」
と聞いてみた。

すると、
「内部処理の問題なのでお示しできません」
とのこと。

いやいや、ちょっと待てよ。
僕は払いたくないと言っているわけじゃない。
でも、


「こちらが間違えたので600円お願いします」
「でも何を間違えたのかは説明できません」
というのは、なんだか変じゃないだろうか?

それなら、
「変なことを言うようですが、私は何を確認したらいいんですかね?」
という話になる。

さらに、
「2か月前に分かっていたのであれば、その間に連絡していただいて、次回来院時に精算をお願いしたいとか、お詫びの一言があってもよかったのではないですか?」
とも伝えた。

職員さんは困った顔をして、
「上の者に確認して参ります」
と言って奥へ消えた。

そして、結構待ったなぁ。
たぶん10分以上。

歯の治療は終わっているのに、
なぜか受付前で待合室タイムの延長戦。

その後、別の職員さんが出てきた。

「お待たせしました。おっしゃる通りです。こちらのミスであり、その内容や根拠をお示しできない以上、今回はいただかなくて結構です。申し訳ございませんでした。」
とのこと。

結果として、600円は払わなかったのだけど…

でも、なんだろう。
得した気はしない。
そもそも600円を惜しんでいたわけじゃない。

説明してもらって、
「ああ、そういうことでしたか」
となれば普通に払っていたと思う。

むしろ気になったのは別のところだ。

ミスそのものより、
その後の扱い方のほうが印象に残る。


歯科医院の対応だ、
言葉遣いは丁寧なのだけれど、
どこかこちらが説明を求める側ではなく、
説明を受けるだけの側として扱われているような感じもした。

気のせいかもしれないけれど…


そんなことを考えながら帰ってきた。

世の中には、正しいことと納得できることがあって、
どうやらその二つは同じではないらしい。

もしかすると、僕らがお金を払っているのは金額そのものではなく、
その理由なのかもしれない。

まぁ、考えすぎかもしれないけれど。


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