今日もこのブログを訪問して下さりありがとうございます!

88_31   このエントリーをはてなブックマークに追加

ひと昔前までは、
そこまで気にされなかったものが、
今では随分と厳しく見られるようになった気がする。

コロナ禍を経て、
世の中全体の衛生観念が変わった。
そう感じることがよくある。

最近では、
「指ペロしたお金は受け取りません」
そんな注意書きを見かけるようになった。

まぁ、言いたいことはわかる。

確かに、
他人の唾液がついたものなんて、
気持ちの良いものではない。
いや、気持ち悪い。

僕自身、子供の頃、
お札を数える時に指をぺろっと舐める大人を見て、
「うわぁ…」と思っていた側だった。

でも、歳をとるとわかる。

あれ、意外と切実なのだ。

紙がめくれない。
本当にめくれない。

スーパーの袋も、
紙幣も。

若い頃には気づかなかったけれど、
手の油分というのは、
年齢とともに少しずつ減っていくらしい。

もちろん、
事務用スポンジとか、
指サックとか、
便利なものはいろいろある。

でも、いつでも持っていられるわけでもない。

すると結局、
一番手っ取り早い方法に戻ってしまう。

ついつい、やってしまうのだ。

そういえば昔、
アイスの棒に「当たり」が出たら、
もう一本もらえるものがあった。
(今でもあるのかな… )

子供だった僕らは、
ぺろぺろ舐めたその棒を、
そのまま駄菓子屋へ持って行っていた。

あの頃は、
それを特別不衛生だとは思っていなかった。

でも今、
店側の立場で想像すると、
少しゾッとする。

よく受け取っていたな…
と思う。

ただ、不思議なのは、
昔の自分たちを責めたいわけではないことだ。

時代が違った。

それで普通に回っていた。

そして今は、
別の感覚で世の中が動いている。
そういうことなのだろう。

たぶん人は、
自分が立っている側からしか、
物事を見られない。

子供の頃には、
受け取る側の気持ちなんて考えもしなかった。

でも歳をとると、
今度は「受け取る側」の感覚が、
少しずつわかってくる。

そうやって人は、
清潔とか不潔とか、
正しいとか間違いとか、
そんなこと以上に、

「相手の立場」を、
あとから学んでいく生き物なのかもしれない。


===========================================
よろしければ応援のワンクリック!をお願い致します!

88_31   このエントリーをはてなブックマークに追加
===========================================