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ニュースとか、ラジオとか。

流しているだけのつもりだったのに、
気づくと、なんだか気分が悪くなっていることがある。

言っていることが間違っているわけじゃない。
むしろ、ちゃんとしたことを言っているのだと思う。

ただ、
それを聞き続ける理由が、
自分の中で見つからなくなる瞬間がある。

自分には、たぶん必要のない情報で、
しかも、聞いていて不快になることもある。

たとえば、
殺人事件の、やけに具体的な説明とか。

どこで、どうやって、どういうふうに、みたいな。

そこまで知る必要があるのだろうか、と、
首をかしげてしまう。

それに、
ことさらに不安を煽るような言い回しもあって、
聞いているうちに、
気分が沈んでいく感じもする。

そういうのを、知りたい人がいるのかどうかも、
正直よくわからない。

まぁ、いるのかもしれないし、
いないのかもしれないのだけど。

僕には、重たい。

だから、消す。

途中でも、構わず。

ラジオなら別の局に変えるし、
テレビなら、そのまま電源を落としてしまうこともある。

前は、少しだけ引っかかっていた。
ちゃんと最後まで聞いたほうがいいんじゃないか、とか。
知らないままでいいのか、とか。

でも、
自分の気分が悪くなるものを、
最後まで受け取り続ける必要があるのかと言われると、
それも、違う気がする。

情報なんて、たぶん逃げない。
必要なら、どこかでまた目に入る。

それよりも、
いま、自分がどういう状態でいるかのほうが、
優先順位が上でもいい気がする。

気分第一主義、なんて言うと、
ずいぶん大層に聞こえるかもしれないのだけど。

僕にとっては、
それなりに切実だったりもする。

全部を受け止めるほど、
器用でもないし、丈夫でもないから。

だから、途中でやめる。

なんとなく、
それでいいのだろうと思っている。
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