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世の中では、
相変わらず、
特殊詐欺に気をつけろ、
って言われ続けている。
それだけ、被害が減らないということなのだろう。
僕の住む自治体では、
住民が割と多く参加するようなイベント時には、警察の関係者が少し時間をとって、
現在、確認されている特殊詐欺の手口など、
わかりやすく説明して、注意喚起をしている。
その手口を聞かされると、
「へー、そんなのに騙されちゃう人いるんだ…😒」
と言うのが、僕の印象。
そういう態度でいる奴こそ、
実際に騙されやすい…
とか言うけどね😅
そして、、、
つい最近、僕の中学時代の同級生が、
相談したいのと、
ちょっと聞いて欲しい話があるので…と、
連絡をしてきた。
聞けば、
彼の奥さん(こちらも同級生)の実家が、
まさしく、その特殊詐欺の被害にあったのだそうで。
どうにかならないものかな?
例えば、弁護士に依頼してうんぬん…
とか聞かれたが、
「残念だけど、お金が返ってくる事はまずないだろうね…」と。
実際、それが現実の話。
警察には被害届を出したらしいが…
当然、同じような話をされたらしい。
詐欺被害に遭ったのは、
てっきり、高齢のお母様の方だと思ったのだが、騙されたのはなんと彼の妻の妹、
つまり義理の妹ということだった。
最初は、
地方の薬局を装っての電話がかかってきたのだそう、薬の支払いがまだ未払いなので払って欲しい、
払わない場合には裁判に訴える、って。
そんなの身に覚えがないし、
知りません。
と言い張ったのだそうだが…
まぁ、ありがちだよね、
さらに、警察に届け出ているので、
警察から追って連絡があるだろうと言って、
電話が切れたらしい。
そしたら、
地方のどこぞの警察署署員(を装った人物)から電話がかかってきたそうで、
あなたの銀行口座が、
オレオレ詐欺などの特殊詐欺の犯罪に使用されている、云々…
あだこうだと、説明を受けながら、
言われるままに。
ここまで聞いても、
どこかで聞いたことのある、
あるあるの内容だった。
まぁ結局が、
お金を振り込んでしまったとのこと。
被害額、800〜900万円、
昨年亡くなられたお父様の不動産以外の遺産全てが騙されてなくなってしまった。
もうもはやこの段になっては、
お金の事はもう完全にあきらめるしかない。
ただ、
僕が気がかりなのは、
その彼の義理の妹さんだ、
それはショックだろうし、
それこそ自責の念みたいなものが相当あるであろうと…
身近なところでこういう話があるんだと、ちょっとびっくりした。
どうにかできないかとかそんなことより、
心のケアを優先したあげたほうがいいんじゃないの?と言うふうに答えておいた。
ここまでは、
まぁ現実的な話。
でも、ここから先の話は、
少し違う観点の話になる。
人って、
「騙された」という事実よりも、
「騙された自分」というものに、
ずっと引っかかり続けてしまう。
お金は数字として消えるけれど、
自分への信頼みたいなものは、
じわじわと削がれていく。
たぶん、周りは言うのだ、こんなふうに。
「仕方ないよ」
「誰でもあり得るよ」
って。
でも、本人の中では、
その言葉はあまり効かない。
むしろ、
「そんなわけないだろう」
って、どこかで思ってしまう。
それくらい、
人は自分を責める方向には、正直だ。
こういう出来事って、
「騙された」という一点だけで見ると、ただの不幸な事故なのだけど、
もう少し広く見ると、
何かの流れの中にあるようにも感じることがある。
もちろん、
だからといって「意味があった」とか、
「必要な出来事だった」なんて、
簡単に言うつもりはない。
そういう言葉こそ、
外側の人間が言うと、
無責任だし、
だいたい薄っぺらくなるし。
ただ、
人の人生って、
一直線にまっすぐ進むものでもないだろうし、
どこかで思いもしなかった形で、
足を取られることもある。
そのときに、
「自分は間違えた人間だ」
って結論づけてしまうのか、
それとも、
「そういう局面もあった」
くらいの置き方にしておくのかで、
その後の重さは、だいぶ変わる気がする。
これは、
許すとか許さないとか、
反省するとかしないとか、
そういう話とも違っていて、
もう少しだけ、
「自分との距離の取り方」みたいなものの話。
人は、
自分の出来事と自分自身を、
きれいに分けて考えるのが、あまり得意じゃない。
だから、
起きた出来事の質がそのまま、
自分の価値のように感じてしまいがち。
でも本当は、
出来事と人は、別ものであって、
一致してはいない。
まぁ、そんなふうに、
誰もがうまく切り離せたら苦労しないのだけど。
それでも、
誰かが横にいて、
「それはあなたそのものではないよ」
と、しつこくでも言い続けてくれることは、
案外、大事だったりする。
今回の話で、
僕ができることなんて、ほとんどない。
せいぜい、
余計な正論を重ねないことと、
「戻らないもの」にばかり目を向けさせないこと、
それくらいなのだと思う。
お金は、戻らない。
これは、たぶん事実。
でも、
人が自分を取り戻す余地まで、
全部なくなるわけじゃない。
むしろ、
そこだけは、
外からは届かないところにあるのかもしれない。
…まぁ、
そんなふうに思うのだけどね。
特殊詐欺の手口も、どんどん巧妙になっているらしいので…
僕を含めてですが、
皆さん気をつけましょうね。
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世の中では、
相変わらず、
特殊詐欺に気をつけろ、
って言われ続けている。
それだけ、被害が減らないということなのだろう。
僕の住む自治体では、
住民が割と多く参加するようなイベント時には、警察の関係者が少し時間をとって、
現在、確認されている特殊詐欺の手口など、
わかりやすく説明して、注意喚起をしている。
その手口を聞かされると、
「へー、そんなのに騙されちゃう人いるんだ…😒」
と言うのが、僕の印象。
そういう態度でいる奴こそ、
実際に騙されやすい…
とか言うけどね😅
そして、、、
つい最近、僕の中学時代の同級生が、
相談したいのと、
ちょっと聞いて欲しい話があるので…と、
連絡をしてきた。
聞けば、
彼の奥さん(こちらも同級生)の実家が、
まさしく、その特殊詐欺の被害にあったのだそうで。
どうにかならないものかな?
例えば、弁護士に依頼してうんぬん…
とか聞かれたが、
「残念だけど、お金が返ってくる事はまずないだろうね…」と。
実際、それが現実の話。
警察には被害届を出したらしいが…
当然、同じような話をされたらしい。
詐欺被害に遭ったのは、
てっきり、高齢のお母様の方だと思ったのだが、騙されたのはなんと彼の妻の妹、
つまり義理の妹ということだった。
最初は、
地方の薬局を装っての電話がかかってきたのだそう、薬の支払いがまだ未払いなので払って欲しい、
払わない場合には裁判に訴える、って。
そんなの身に覚えがないし、
知りません。
と言い張ったのだそうだが…
まぁ、ありがちだよね、
さらに、警察に届け出ているので、
警察から追って連絡があるだろうと言って、
電話が切れたらしい。
そしたら、
地方のどこぞの警察署署員(を装った人物)から電話がかかってきたそうで、
あなたの銀行口座が、
オレオレ詐欺などの特殊詐欺の犯罪に使用されている、云々…
あだこうだと、説明を受けながら、
言われるままに。
ここまで聞いても、
どこかで聞いたことのある、
あるあるの内容だった。
まぁ結局が、
お金を振り込んでしまったとのこと。
被害額、800〜900万円、
昨年亡くなられたお父様の不動産以外の遺産全てが騙されてなくなってしまった。
もうもはやこの段になっては、
お金の事はもう完全にあきらめるしかない。
ただ、
僕が気がかりなのは、
その彼の義理の妹さんだ、
それはショックだろうし、
それこそ自責の念みたいなものが相当あるであろうと…
身近なところでこういう話があるんだと、ちょっとびっくりした。
どうにかできないかとかそんなことより、
心のケアを優先したあげたほうがいいんじゃないの?と言うふうに答えておいた。
ここまでは、
まぁ現実的な話。
でも、ここから先の話は、
少し違う観点の話になる。
人って、
「騙された」という事実よりも、
「騙された自分」というものに、
ずっと引っかかり続けてしまう。
お金は数字として消えるけれど、
自分への信頼みたいなものは、
じわじわと削がれていく。
たぶん、周りは言うのだ、こんなふうに。
「仕方ないよ」
「誰でもあり得るよ」
って。
でも、本人の中では、
その言葉はあまり効かない。
むしろ、
「そんなわけないだろう」
って、どこかで思ってしまう。
それくらい、
人は自分を責める方向には、正直だ。
こういう出来事って、
「騙された」という一点だけで見ると、ただの不幸な事故なのだけど、
もう少し広く見ると、
何かの流れの中にあるようにも感じることがある。
もちろん、
だからといって「意味があった」とか、
「必要な出来事だった」なんて、
簡単に言うつもりはない。
そういう言葉こそ、
外側の人間が言うと、
無責任だし、
だいたい薄っぺらくなるし。
ただ、
人の人生って、
一直線にまっすぐ進むものでもないだろうし、
どこかで思いもしなかった形で、
足を取られることもある。
そのときに、
「自分は間違えた人間だ」
って結論づけてしまうのか、
それとも、
「そういう局面もあった」
くらいの置き方にしておくのかで、
その後の重さは、だいぶ変わる気がする。
これは、
許すとか許さないとか、
反省するとかしないとか、
そういう話とも違っていて、
もう少しだけ、
「自分との距離の取り方」みたいなものの話。
人は、
自分の出来事と自分自身を、
きれいに分けて考えるのが、あまり得意じゃない。
だから、
起きた出来事の質がそのまま、
自分の価値のように感じてしまいがち。
でも本当は、
出来事と人は、別ものであって、
一致してはいない。
まぁ、そんなふうに、
誰もがうまく切り離せたら苦労しないのだけど。
それでも、
誰かが横にいて、
「それはあなたそのものではないよ」
と、しつこくでも言い続けてくれることは、
案外、大事だったりする。
今回の話で、
僕ができることなんて、ほとんどない。
せいぜい、
余計な正論を重ねないことと、
「戻らないもの」にばかり目を向けさせないこと、
それくらいなのだと思う。
お金は、戻らない。
これは、たぶん事実。
でも、
人が自分を取り戻す余地まで、
全部なくなるわけじゃない。
むしろ、
そこだけは、
外からは届かないところにあるのかもしれない。
…まぁ、
そんなふうに思うのだけどね。
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