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少し前の話だけど、
つながりのあった某ブロガーの方が、
長年やってきたブログを閉鎖したのだった。

正直なところ、
その人に対してとくに思い入れはなかった。
好きでも嫌いでもない、というのが近い。

ただ、最後の記事で、
名指しこそしてはいなかったが、
これまでやりとりのあった他のブロガーのことを、ずいぶんとオブラートなしの言葉でこき下ろしていた。

まぁ、
それが「本音」だったのだと思う。

しかし読んでいて、
とても気分が悪くなった。


引き際の美学。

それは本当に人それぞれなのだろうが、
僕の価値観では、
見苦しくて、格好悪く観えた。

翻って、
「本音を隠して、体裁を飾り格好つけているだけでいいのか?」
そんなふうに言う人もいるのかもしれない。

それでも、と思う。

なんていったって、
いわゆる「粋」じゃないじゃないか…

まあ、いろいろあっただろうさ、
それでも…
最後くらい、
少しは格好つけてもいいんじゃないか、
と、僕は、
そんなふうに思ってしまう。

まぁ、ブログやSNSにかかわらず、
何らかのグループに身を置いていれば、
良いことも悪いことも、
楽しいことも苦々しいこと、
嫌なこともあったのだと思う。

これまで、何か我慢しながら言葉を綴っていたのかもしれないし、
恨みや鬱憤みたいなものが、積もっていたのかもしれない。

今まで本音が出せなかったものを、
最後にそれを出して終わるというのも、
ひとつのやり方なのかもしれない。

ただ、僕には、その終わり方を善しとする気にはなれない。

僕の感覚では、
後ろ足で砂をかけるような真似は、したくない。
自分に当てはめて想像してみて、あらためてそう思った。

まぁ、最終的には、
価値観の問題、
ということに帰結するのだけど…

そしてこうして書いている僕自身も、
誰かの目には同じように映るかもしれない。
それでも書くのは、
自分の引き際をどうしたいか、
言葉にして確かめておきたかったからだ。

引き際の美学について、
考えさせられた。

敢えての、僕の目線から綴ってみた、
僕的「引き際の美学」

最後に何を残すかで、その人の美学は見えてくるのかもしれない。

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