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ラジオを聴いていると、
法律事務所のCMがよく流れる。
お決まりなのは、
過払い金返還とか、債務整理とか、
もう、定番と言っていい。
最近また、とくに耳にするようになったのは
「B型肝炎」というワード。
B型肝炎訴訟・給付金請求なら○○法律事務所へ!
なんてね。
集団接種で、
針の使い回しがおこなわれていたために
そこで感染した人の救済措置。
僕も、覚えている。
列を作らされて、
順番に注射を打つのだけど、
針を刺したあと、
血液が注射器のシリンダーの中で
一瞬、赤く舞う。
その光景は、
いまでもけっこう鮮明に覚えている。
あのころ、
それが当たり前だったとは言え、
どことなく感じる
一抹の不安みたいなものもあった気がする。
とはいえ、
子どもの僕がそれをどうこう言えるわけでもないし、
周りの大人たちも、
そんなことを気にしている様子はなかった。
学校で順番に並んで、
注射を打つ。
ただそれだけの、
毎年の出来事だった。
いまになって、
あれが感染の原因になっていた可能性がある、
なんて話を聞くと、
あのときの光景が
少しだけ違う意味を帯びて思い出される。
もちろん、
当時の医療関係者を責める気持ちが
強くあるわけでもない。
あの時代の「普通」だったのだろうし、
現場だって、
それが問題になるとは思っていなかったのだろう。
昔の当たり前というのは、
あとから振り返ると、
案外、危ういところの上に
乗っかっていたりするものらしい。
僕は幸いにして、
B型肝炎には感染していないし、
なったこともない。
でも、
それが、
ただ運が良かっただけ、
ということなのかもしれないと思うと、
それはそれで、
少しばかり怖い感じもしてしまう。
あのとき、
自分の前に並んでいた子がどうだったのか。
順番が、
ほんの少し違っていたらどうだったのか。
そんな、
自分ではどうにもできない
偶然の並び方ひとつで、
結果が変わっていたのかもしれない。
そう思うと、
なんだか妙な気分にもなる。
人生というのは、
努力とか判断とか、
そういうものとは別のところで、
ずいぶんいろんなことが決まってしまうらしい。
まぁ、
だからといって、
どうこう言うつもりもないのだけど。
ラジオから流れてくる
B型肝炎訴訟のCMを聞くたびに、
あのとき、
注射器の中で一瞬だけ赤く舞った血の色を、
ふと思い出してしまうのだった。
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