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字のうまい下手が、多分に関係していることは、
たぶん、前提としてあるのだろう。

それを差し引いたとしても、
「カタカナ」という文字は、
どうにも厄介だな、と思ってしまう。

間違いを誘発する文字が、
あまりにも多い。

「ン」と「ソ」
「シ」と「ツ」

このあたりは、もう定番だ。
書く側の癖と、読む側の油断が、
ちょうど重なったところで、
簡単にすれ違う。

ここまで来ると、
やはり字のうまい下手の問題にも、
話は近づいてくる。

「ス」と「ヌ」
これも、なかなか怪しい。

さらに言えば、
意外なところにも罠はある。

「ク」と「ケ」
「ア」と「マ」
「ク」と「ワ」
とか…
そして、
「シ」と「ミ」。

これが取り違えられると、
志村さんが、三村さんになったりもする。

呼び出し待ちの場所で、
これをやられると、けっこう困る。

本人は、自分のことだとは思わない。
呼び出す側も、
その間違いに気づいていない。

だからその場には、
呼ばれているのに来ない人と、
呼ばれていないのに立ち上がりかけた人が、
同時に存在することになる。

以前、
そういう場面を見かけたことがある。

名前を呼ばれた気がして、
半歩だけ前に出て、
首をかしげて、
また元の場所に戻る。

本人は何もしていないつもりなのに、
周囲だけが、
一瞬だけ、ざわっとする。

たぶん、
ああいう小さな動きが、
あちこちで発生している。

ちょっと番外編にはなるけれど、
江口さんが
シエロさんになったりもするらしい💦

同じ名前なのに、
文字が変わるだけで、
別人みたいに見える。

文字というのは、
案外いい加減なものなのかもしれない。

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