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単一の「星」じゃなくて、「星座」でみよう。
ってね。
一人で抱え込まず、
他者の力も含めてやろう、
チームでやろう、という意味の比喩らしい。
ラジオのパーソナリティが、さらっと言っていた。
なるほどね、
うまいこと言うな、とは思ったけれど、
その言葉を受け取ったまま、僕は別のことを考え始めていた。
僕は昔から、星座というものがよく分からない。
夜空に点が散らばっているのは分かる。
でも、それが白鳥だとか、蟹だとか、乙女だとか。
どう見ても、無理がある。
少なくとも僕には見えない。
言われてみても、まったく想像がつかない。
「ああ、なるほど」と頷けた試しがない。
まぁ認識できるのは、
せいぜいオリオン座とか、ひしゃく星の北斗七星くらいなものだ。
それでも人は、
当たり前のように同じ空を指さして、
同じ形の名前を共有している。
たぶん星座というのは、
見えたから信じたというより、
信じることにしたから、そう見えているものなんだと思う。
この星とこの星を結んで、
ここからここまでを一つの形と呼ぶ。
そうやって名前を与えた瞬間に、
ただの点だったものが、意味を持ちはじめる。
チームも、きっと似たようなものだ。
一人ひとりを見ていけば、
ただの点でしかない。
特別に輝いているわけでもないし、
配置に正解があるとも限らない。
それでも「これは星座だ」と言い張って、
関係性に名前をつけて、
見えない形を前提に動き始める。
僕には、その形は最後まで見えないかもしれない。
それでも、見えないまま関わっているうちに、
あとから「あれは星座だった」と呼ばれる瞬間が、たまにある。
たぶん、星座ってそういうものだ。
最初から見える人のためのものではなく、
見えなかった人が、
あとで名前をつけるためのもの。
そして、「ご縁」みたいなもの。
僕にとっては、そんなふうにも思えるのだ。
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