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時に、歌の歌詞にはっとさせられることがある。
僕が中学生の頃だった。
南佳孝の「スローなブギにしてくれ」を聴いていて、
その一節に、なぜか釘付けになった。
「人生はゲーム」
っていう、
その一言に。
その瞬間、僕は反射的に、
「そんなわけないだろ」
「人生を軽く言うなよ」
「ゲームなんかでいいわけがない」
って思っていた。
あの頃の僕にとっての“人生”は、もっと真面目なものだった。
努力して切り開くもの、
間違えないように進むもの、
そして反省を重ねながら歩むもの。
でも、最近になって、あの歌詞の続きを知った。
「誰れも自分を愛しているだけの悲しいゲームさ」
あぁ、そういうことだったのか…
と少しだけわかった気がした。
結局、人はみんな自分のことで精一杯だ。
でも、だからといってそう重く構える必要もない。
うまくいかない日も、思い通りにならないこともある。
それでも、日々は淡々と続いていく。
あの頃の僕は、この軽さがきっと許せなかったのかもしれない。
でも今は、もうちょっと力を抜いてもいい。
気楽にやってみよう、くらいの気分でいられる。
人生はゲーム。
意外と、ちゃんとしたゲームなのかもしれない。
勝ち負けよりも、どう遊ぶかでずいぶん景色が変わる。
そう思えたとき、ようやくこのゲームを“自分の手で始めた”という立ち位置に立てるのかもしれない。
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