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なんだか人間って、
自分たちをなにかにつけて特別扱いしすぎてる気がするのだ。

「自然に対して人工」なんて言い方をよくする。

森を切り開いて都市をつくるとか、石油を掘り起こして燃やして二酸化炭素を出すとか、そういうのを「自然に反する」って表現することもある。

なんとなく、
人間って生活しているだけで世の中に害を与える悪の存在のような後、
そんなろめたさを感じてしまうことがある。

でもさ、
人間だって自然の一部じゃないの?
って思う。

蟻が巣をつくっても、ビーバーがダムをつくっても「不自然だ」なんて言わないのに、
人間の営みだけは、どうしてだか「自然から外れた特別なもの」みたいに扱われる。

もちろん、人間の活動が地球の環境に大きな影響を与えてるのは事実かもしれない。
でもそれを「自然に反する」って言い切ってしまうと、まるで人間だけが自然界の異物みたいに感じてしまう。
でもほんとは、僕らのやってることだって自然の流れの中に含まれてるのではないか?
と思う。

温暖化の原因になってると言われている二酸化炭素の排出だって、広い意味でいえば「自然界の現象」だろうし。
良いとか悪いとかは人間が決めてることで、自然そのものの判断ではない。

ただ、だからといって「何をしても構わない」という話ではないこともわかる。
むしろ逆で、「人間も自然の一部」なのだって認識するからこそ、自分たちの営みの影響をちゃんと引き受けなくてはならないのだと思う。

ビーバーが川をせき止めても、それはやがて生態系に組み込まれていく。
でも人間のやることは規模が大きすぎて、地球全体に響いてしまう。
それをただ「自然に反するからダメ」と切り捨てたら、罪悪感で終わってしまう。

「人間の活動も自然の営みの一部だ」って認めたほうがいい。
その上で、どうやって折り合いをつけていくかを考えるしかないのだと思う。

僕らは自然を外から見てる存在じゃなくて、自然の内側で生きてる。
そう考えると「自然を守る」って言葉にも違和感を感じてくる。

自然を守る、なんて言葉を聞くたびに、どこか白々しく感じてしまう。

僕らが自然の一部だってことを忘れたままじゃ、結局は空回りだよな…と。

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