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さて、これで6話目になる、
今日でこのシリーズは一区切り。

ながいことお付き合いいただきありがとうございます😅

ということで、
僕の母方のばあちゃんからこどもの頃に聞いたちょっと不思議な話を、
綴ってみようかと思うのだ。

理不尽な祟り

やはり、
今日もばあちゃんが子供の頃の話、

シリーズの前話で先述しているが、
幼少期を山形で過ごしたばあちゃん。

ばあちゃんのじいちゃん(ってことは、僕からしたらひいひいじいちゃん高祖父)の話だ。
僕のばあちゃんが、ひいひいじいちゃんと接点があったかどうかは定かではない。

当時は明治の初期、

ひいひいじいちゃんは、
山形の、ある村の村長をしていたのだそう。
村長とはいえ、
今に比べれば地方の村、
村民の数こそたかが知れていたとは思うが…

そんなひいひいじいちゃんは、
村長の職を全うできなかったのだという。

ある日のこと、
村役場に、
一匹のヘビが紛れ込んできたのだそう、

村役場の若い職員がそれを見つけ、
役場の外にそのヘビを追い出したそう、

それでそのまま逃がせば良かったものを、

数人の若い職員たちは、
やいのやいのと騒ぎ、
寄ってたかって、
そのヘビに追い打ちを掛け、
いじりだしたのだという、

役場の外の騒がしさに、
なんの騒ぎか?と、

村長であるひいひいじいちゃんも、
役場の外に出てきたという。

そこでは、
ヘビが、職員達によって、
棒で小突き回されていたのだった、

ひいひいじいちゃんは、
「これこれ、かわいそうだからやめてあげなさいな…」
と穏やかに(微笑まじりで)職員達に諭したのだというが、

結局、
職員達はそのヘビを殺してしまったのだそう。

結果として、
ひいひいじいちゃんはヘビの殺生を止められず、
見殺しにしてしまったということになる。

「まったく可哀想に…」
と、胸が痛くなったのだという。

その日の出来事、
一連の話を家族にも話たのだそうだ。

そして、
その日の夜のこと、
ひいひいじいちゃんは、
床につくや、
ひどく熱に浮かされ、
身体は汗でびしょびしょ、
頭痛や吐き気と、七転八倒の苦しみを経験する。

その時に不思議な夢を見る。

昼に職員達が殺してしまったヘビだったのか?
ヘビがひいひいじいちゃんの夢枕に立ち、
「可哀想だというならどうしてやめさせなかったのだ、どうして助けてくれなかったのだ」
「なぜ見殺しにしたか」「なぜえへらと笑ったか」
と言葉強く責め立てたそう…

さらに夢枕のはヘビは、
こう言ったという、

「オマエを一生歩けない身体にしてやるから覚悟をしておけ」
と、そう言い残して夢から去ったそう…

翌朝のこと、
この日を境にひいひいじいちゃんは、
寝床から自力で起き上がることはできなかったそう…


夢枕のはヘビが言ったとおり、
一生歩けない身体になってしまった。

これが僕のひいひいじいちゃんが、
村長の職を全うできなかった実際の理由ということだ。

ヘビの祟りの話だ。

そんな話を聞いた僕は、

ばあちゃんに、
子どもながらに思った理不尽さを訴えた。
「どうしてヘビは、殺したその人を祟らずに、じいひいじいちゃんを祟ったのだ?」
と…

責任ある立場の人というのは、
そういうものなのよ。

その場では、村長という一番偉い立場であった人なのだから、
小突き回している職員に対しては、
命令してでも殺生を止められたかもしれないよ。

責任ある立場っていうのはそういうことなんだよ。

って教えてくれたばあちゃんだった。

あの頃にはそれでも腑に落ちない僕だったが、
いまになれば、
本当の意味での責任ということを、
このエピソードを重ね合わせて考えることも多々ある、

そんな事を思いながらこの記事を綴っってみた。

ばあちゃんの不思議昔話は、
他にもまだいくつかあるが、
うろ覚えの話もあったり…
また思い出したりして、
機会があれば、
続編を綴ってみたいと思っています。

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