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今やカラオケなんて、
誰もがお手軽に楽しむ娯楽の定番だけど、
まだ僕が社会人になりたての頃って、
カラオケボックスはまだまだそれほど一般的ではない時代で、
主流はカラオケスナックみたいな夜の世界で、
分厚い歌のメニューから番号を検索して、リクエスト票に書く、ホステスさんがそのレーザーディスクを用意して、セットして…そういう過程があって初めて音楽が流れるみたいな…😅
めんどくさいし、歌いたい歌がカラオケになっていないなど、けっこうそんな感じ。

今の世の中、1人でカラオケを楽しむなんて当たり前じゃない?
でも当時は、何より歌を歌うには、人に聞かせることが前提であった。
それも見ず知らずの人たちの前でとか、
そんな環境の中で歌うわけよ。

上司に連れられて飲みに行ったりする機会も多かったのだけど、
僕はどうも人前で歌う、特に知らない他人の前で歌うのは気が引ける質で…
カラオケステージみたいなところで歌うのが好きではなかった。
客層や年齢層によって歌う歌もなんとなく空気読まなければいけないような空気もあったし💦

カラオケひとつとっても、いろいろな意味で今はいい時代よね。
楽しみ方にバリエーションがある。
仲間内で集まって楽しむとか、
ランキング上位を狙って、歌唱力を磨きそれを楽しむとか、
1人カラオケで誰にも気兼ねすることなく好きな歌を歌いまくってストレス発散とか。


さて、歌うと言えばどこにでもある一定数はいるのかな…音痴😅
音痴というと思い出すのが、

さきに語った時代、
忘年会などの会社や部署である程度人数の集まった席でのカラオケ大会は余興の一つとしてはつきものだった。

他部署の後輩だったが、
ものすごい音痴な奴(以下S)がいた。
さながらジャイアンの歌声ばりに凄まじかった💦

彼の歌声を聞くと、
ほんとに軽く頭がおかしくなりそうなくらい🤪に音痴なのだ😱

ちなみに彼の十八番は安全地帯の「ワインレッドの心」だった。
最初から最後まで音程が合っているところがどこにもないという感じ…
彼の次に歌う人も、耳名残があるのか音程を外してしまうという負の影響力もある😆

僕が生まれてこの方、出会った中であれほどの音痴はいないという位のレベルだったかな。

今ほどハラスメント的な観点がしっかりしていなかった時代、
周りの先輩社員とかは「やめろー、中断しちゃえよー!」とか
「仲間だと思われるのが恥ずかしいからもう歌うな!」とか、
容赦ない野次が飛ばされていた。
今思えば心ないことをしたものだと思うが、
僕も耳を塞ぐジェスチャーなんかしてたっけな😓

ただね、、、
Sは、心臓に毛が生えていたのか💦
周りのどんな非難野次にも屈せず、
ものすごーく気持ちよさそう😌
に歌うんだよね。もぅうっとりしちゃって😅

あの頃は、人前でうまく歌うのはある程度当たり前に思っていたが、
周りに屈せず、歌うこと自体を楽しんでいるSをみると、
それまでの「普通こうよね…」という固定された観念が変わってきたように思えた。

上手い下手は別にして、Sは本当に歌うことが好きだったのだろう。
以降何度か彼の歌う姿を目にしてきたが、
短身デブっちょの見てくれの容姿も相まって、
飽きもせず「ワインレッドの心」を悦に入り
歌う彼の姿には、
そうやって楽しくしている姿を観るのは悪いものではなく、
うまくなくても、コレもよしって思えたんだね。
僕は次第になぜか好感が持ててきた。
慣れもあったのかなぁ😅

僕にとっては、
楽しみにも多様性があっていいのだな、
と目が覚めたような、固定観念を崩される経験でもあった。

そんな風に思っていると、

上司たちもいつしか、
「お前の歌には味がある!」
なんていうようになっていった。

不思議なもので、
あれほどヤジを飛ばし耳をふさいできた周りが、
しまいにはSに「ワインレッドの心」をリクエストするまでになった。😅

Sが身をもって楽しみ方のお手本のようなものを示し続けてきたせいだろう。
少なくとも僕のかつていた会社の一部では、
それまでのカラオケはうまく歌うもの、という固定観念みたいなものを崩した。
そんな一連の出来事だった。

昔は、音痴だと人前で歌うことが憚られ、
肩身が狭い思いをしていたのだろうが、

今は技術進歩も手伝って、
様々な楽しみ方ができるようになった。
最近はだれでも持田香織の歌声になっちゃうみたいなマシンも登場したし😆

ちなみに僕は、一人カラオケ派。順番待ちしたりお世辞立て前で拍手したりと誰かに気兼ねすることなく、そして得意の曲で全国ランキング一位を取ってイェーイ😆
精密採点で高得点を狙うとか、
そんなことをひそかに楽しんでいる。

カラオケに限らずだが、
ニーズに合わせた楽しみ方、
選択肢が増える。
それらが選べるようになったのはうれしいことだね。

多様性というフレーズに触れると、
マイノリティがらみの話になりがちだけど、
今の時代、あらたな多様性いろいろ…
楽しみな時代でもある。

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