もう今は無くなってしまったのだけれど…

我が家の近くに有名どころではない美味しいラーメン屋さんがあった。

そのお店の入り口付近には客寄せの電光掲示板があり、

おいしい
ラーメン
〇〇亭
と切り替わる。

それがいつしか
電光の不具合か?ラーメンの「ラ」の上の(ー)が消え
「フーメン」に。
それからは我が家では「フーメン屋行こう」になった。

またしばらくすると
電光の不具合だろうフーメンの「フ」の上の(ー)が消え
「ノーメン」に。
それからは我が家では「ノーメン屋行こう」になった。


電光掲示板の表示はその後も直す氣すらなかったのかノーメン屋のままだった。

ノーメン屋、おいしかったのになぁ。

何の前触れもなくお店が閉まる日が多くなった。

そしてシャッターが下りたままになった。
ご主人が病気で亡くなったため閉店。

そのあと居酒屋になったり、沖縄料理店になったりしたが、いずれも長続きしない。
あれ?今は何のお店だったかな?

印象もなく忘れるくらいだから、また長続きしないだろう。

我が家ではいつも「ノーメン屋の後のお店」という呼称を使っている。

なんだか心に残っている。
印象っていうのはこういうことだよね。

どうってことない他愛もない話よ。

ノーメン屋を偲んでなんとなく書いてみた。



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